浴衣手帖 もっと知りたい!浴衣のいろいろ

知っておくと心強い! 浴衣マナー



知っておけば、何かと安心です。 『浴衣美人』になるためのワンポイントです。

心がけ
いつもより、ゆったりと時間を過ごす。あわてないで、常にエレガントな身のこなしを。背筋もすっと伸ばして。
足もと
歩幅は控えめに。ムリをしない程度に少しスローに歩きましょう。内股に足を裁くと浴衣のシルエットがきれいに出ます。裾が広がらないようにご注意を。また椅子に座る時は、足もとは内側に向けて。
手もと
袖口から腕をあまり覗かせないように、遠くに手を伸ばす時は、袂(たもと・袖下)を軽く押さえてください。
衿もと
衿が大胆に広がらないように、お化粧室や手鏡で胸元のチェックをいたしましょう。
お食事
浴衣や帯を汚さないように、衿か帯の間に手拭か素敵なハンカチをはさみましょう。
スタイリング
ワードローブからお洋服の組み合わせを考えるように、ご自分のセンスで浴衣と帯をコーディネートしましょう。何か、しっくりこないなぁ‥とお困りの時は、帯地に白・濃紺系の色目を持ってきて。また浴衣の柄行から一色選んで、その色調の帯を組み合わせると全体がすっきりと見えます。小物(下駄・バッグなど)は夏らしさを心がけてセレクト。下駄の鼻緒と帯の色目をそろえると洗練された印象になります。
【男性の場合】
大地をしっかり踏みしめる感じで、さっぱりと浴衣姿で闊歩しましょう。衿もとは乱暴に広がらないように、涼を取ろうと胸元を広げるのではなく、日本男児を心がけてクールな立ち居を。袂や懐(ふところ)に小銭入れ、煙草などの小物を忍ばせておきます。

浴衣に必要なお道具たち

【婦人の場合】
浴衣・帯・腰ひも(2本)・伊達じめ・帯板・肌着・下駄・バッグ(きんちゃく)
【男性の場合】
浴衣・帯・腰ひも・下駄(雪駄)・袋もの

涼を演出する道具立て

用意しておきたい浴衣小物

【婦人の場合】
扇子・手拭・繊細で美しいレースのハンカチ・パラソル・匂い袋・銀、プラチナ、ガラス製のアクセサリーなど‥
【男性の場合】
扇子・手拭・パナマ帽・しゃれた煙草入れ(ケース)・信玄袋など‥